
日本人は閉塞性睡眠時無呼吸症候群をきたしやすい民族です。それは、欧米人と比較して下顎が小さいからです。下顎が小さいと、口の中の容積が小さくなり、相対的に舌の容積が大きくなるため、気道が閉塞されやすくなるのです。下顎が小さいことによる気道の閉塞は肥満によって増強されます。肥満が閉塞性睡眠時無呼吸症候群を悪化させる理由は、肥満すると首周りや舌にも脂肪が蓄積し、口腔内容積がますます減少するからです。私も閉塞性睡眠時無呼吸症候群に悩まされていました。私の場合は永久歯が標準よりも4本少なく、口腔内の容積が小さいために睡眠時に気道の閉塞を引き起こしていました。これ以外に扁桃肥大や舌肥大なども閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因となります。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療は重症では経鼻式持続的陽圧呼吸(n-CPAP; nasal continuous positive airway pressure)が用いられます。CPAPとは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかけ、閉塞を解除する人工呼吸法です。中等症や軽症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群では口腔内プレート治療が奏功することがあります。これは、マウスピースを装着することによって下顎の気道を広げる治療方法です。
![]() 気道閉塞 |
![]() CPAP装着時 |

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